つい先日、2月2日(124年ぶり)に節分がありました。
節分とは、季節を分ける日という意味です。
通常は、2月3日が節分で、冬と春を分ける日(立春)の
前の日という事なのです。

同じような言葉で、「節句(せっく)」という言葉があります。
本当は、「節供」が正しいようです。

節供といえば、代表的な物は、
1月7日 人日の節供
3月3日 上巳の節供
5月5日 端午の節供
7月7日 七夕の節供
9月9日 重陽の節供

の「五節供」です。

こちらも季節を分けているのですが、
農耕民族として生活してきた日本人が、
季節の変わり目にさまざまな年中行事を行い、
神様に祈りささげる文化となったと考えられます。

日本人は、春夏秋冬を通して、
自然の力の大きさを感じ、
自分たちの無力さを感じながら、
自然へ感謝し、共に生きてきたのです。

私達は戦後、ついつい、学校や仕事に忙殺され、
お金を稼ぐことを主に、生活してきました。
そして、私達のご先祖様が大切にしてきた
古き良き文化を置き去りにしてきたのでは
ないのでしょうか?
とても悲しい事だと思います。

今一度、私達の生活様式を見直し、
日本人として生きていくことを
考えていきたいと思います。
こんなに素晴らしい文化を作ってきた
ご先祖様に、感謝しながら。。。。